経理でもワーケーションは可能?
税理士がテレワークのコツや注意点を教えます

著者:須栗一浩(税理士)2021年1月29日

新型コロナウィルスの影響で日本でも一般的になってきたテレワークですが、さらにテレワークの進化系であるワーケーションという言葉を聞くようになってきました。ワーケーションは新語ではあるものの、どんなものか何となく想像がつくのではないかと思います。

今回は、税理士である私が過去にワーケーションを行ってみて感じたことをお話しします。

(※ワーケーションの実施は、コロナ情勢をよく考慮した上でご判断ください。)

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この記事の目次

    ワーケーションとは

    ワーケーションは、コロナ禍でテレワーク勤務が増えたころから言葉を聞くようになってきた言葉です。「Work」「Vacation」という2つの言葉が合わさった造語で、テレワークを自宅以外の観光地などで行うことを指します。

    ワーケーションを行うには

    ワーケーションを行うには、旅行先は仕事のできる環境を作れる場所でなければなりません。インターネット環境が安定している事も重要です。会社への申請も必要でしょうから、宿泊先は予め予約を入れておきましょう。

    また、通常の旅行より仕事をするための荷物が増えるので、移動手段も大切です。例えば自転車での移動は難しいでしょう。

    ワーケーションに必要な道具

    旅行先で仕事を問題なく行えることが前提なので、パソコン類は必須になります。持っていくパソコンは、通常の業務を行える程度の機能が必要です。

    ワーケーションを想定した準備をする

    現地でも仕事時間中は通常と同じように働かないとなりませんので、通信が問題なく行えるかなど、ワーケーションへ行く前から普段と変わらずに仕事ができるよう準備やテストすることも必要です。

    ワーケーションプランや時間借りのできるコワークスペースを利用する

    最近は、宿や旅行会社の旅行プランにワーケーションプランというものもあります。こういったプランでは仕事とそれ以外の時間のスペースを分けて提供してもらうことができます。

    旅行先がある程度大きな街であれば、時間貸しのコワーキングスペースもあるでしょう。日中は個室のあるコワーキングスペースで仕事を行い、それ以外は宿泊先で過ごすというのもいいと思います。

    ワーケーションに便利な道具

    移動がある為、なるべく荷物は小さく軽いに越したことはありません。
    普段デスクトップパソコンでの作業に慣れていると、ノートパソコンでの作業を窮屈に感じるかもしれません。普段使っているモニターを運ぶのは現実的ではありませんので、そのような方はモバイルモニターの利用を検討してみてください。

    会社のパソコンへつなげてリモートデスクトップで仕事をしている方は、ミニパソコンやスティックパソコンという選択もあります。
    ミニパソコンは手のひらサイズで、性能は通常のデスクトップパソコンと大きな差はありません。スティックパソコンはさらに小さく、通常のパソコンと比べると性能は劣りますが、本体が10センチ程度しかないので全く荷物にはならない点はメリットです。
    ただし、どちらもキーボード・マウス・モニターを準備する必要があるので注意しましょう。

    キーボードは折り畳み式のものが持ち運びには楽で、作りがしっかりしたものを買えば十分使えます。マウスは小さめのものかトラックボールタイプのものであれば、電車のテーブル程度のスペースでも使用可能です。

    また、宿泊施設によっては電源コンセントの数が少ない事もあるので、電源タップも持参しておくとよいでしょう。

    長期滞在になるようであれば、これらの荷物を自宅から宿泊先へ郵送してしまってもよいでしょう。

    ワーケーションを行う前の仕事の準備

    会社のテレワーク規定に従う

    仕事である以上、会社のテレワーク規定に従いましょう。セキュリティ面はもちろんのこと、事故があったときに労災の認定ができなかったりすることも考えられるので、必ず会社の許可を取りましょう。

    クラウド型システムとリモート接続

    会社のパソコンにリモート接続できるようにしておけば、旅先でも通常通りの経理業務を行う事ができます。また、請求書発行システムや経費精算システム等のクラウドシステムを活用すれば、どこからでも経理業務を行う事ができます。

    書類は持ち運ばず、スキャンしてクラウド上にアップしておく

    情報漏洩の観点から、ワーケーションでは紙の書類の持ち歩きはやめたほうがいいでしょう。会社にいるときに書類をスキャナで画像データ化してクラウド上にあげておく、等の準備が必要です。

    テレワーク向きな仕事を判別しておく

    社内で行うべき仕事と、ワーケーションで行える仕事は、事前に分けておくことをおすすめします。

    すべてをテレワークで行うことはすぐには難しいでしょうから、ペーパーレス化の最初のステップとして、クラウド型の請求書発行システムや、経費精算システムの導入を考えてみてはいかがでしょうか。

    例えば、請求書発行システムを使えば、請求データを作成してクラウド上へアップロードすることでWEB上・メール・郵送などで請求書の発行が可能になります。紙の請求書を折って、封筒へ詰めて、切手を貼って、投函する、といった作業が無くなります。

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    請求書発行システムは「楽楽明細」が便利です。サポートも充実しており、請求書のフォーマットもカスタマイズも可能です。このシステムを導入することで、ワーケーションで行える仕事も増えます。

    ワーケーションを行う時の注意点

    勤務時間中の自覚を忘れない

    ワーケーションは勤務時間に普段と変わらない仕事をすることが前提なので、気持ちの切り替えは大切です。

    最近のビジネスホテルには、ワーケーション用の部屋が用意されている場合もあります。寝る部屋とは別に仕事スペースがあれば、気持ちの切り替えもできますし、家族で行く場合にもおすすめです。

    ワーケーション先への移動は、勤務時間後か休日がおすすめ

    ワーケーション先への移動スケジュールの調整も大切です。

    移動時間がどの程度かかるかによりますが、例えば札幌へ行く場合、仕事が終わって18:30羽田発の飛行機に乗れば新千歳国際空港に20時着、電車の移動で21時には札幌に到着できます。この時間帯の移動であれば翌日の朝からしっかり働けるでしょう。

    早朝に出発してしまうとホテルのチェックインまで何もできない危険性があるので十分注意してください。戻りは日曜の夜がいいと思います。3泊であれば木曜の夕方に出発し、日曜の夜に帰ってくるようなスケジュールです。

    勤務時間外は仕事を忘れて楽しむ

    一方で、せっかくのワーケーションなので、勤務時間外は思いっきり楽しみましょう。地元のおいしいものを食べるのもいいでしょうし、温泉を満喫したり海辺や山を散策したり、普段と違う環境を思う存分楽しみましょう。

    まとめ

    はじめてワーケーションをする際は、パソコン用品も揃っている電気店があるような地域がおすすめです。

    新型コロナウィルスには十分注意しつつ、ワーケーションという新しい働き方を取り入れてみてはいかがでしょうか。

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